スネアドラム購入の失敗談。

ドラム歴数十年の中でスネアドラムを何台か買ってきましたが、その中でやっちまった失敗談を書きます。

結論的に学んだ事から申しますと、

「シェル選びで音が変わるが、スネアはバンドで使ってみないと分からない」です。

シェルの大まかな特徴も最後に記載しますので、購入時の参考にしてください😊

これからスネアをゲットしようとお考えの初心者の方のお役に立てれば幸いです💙

 

 

 

まずもって、
ドラムはシェル(胴体)で音が決まるんです

スネアに限らずですが、その他のドラムの太鼓パーツ(バスドラム・タム類)には全てシェルと呼ばれる胴体部分があります。

そのシェルの材質によってサウンドがだいぶ違うことを知らずに購入し、お約束のがくぜんタイムがおとずれるまでのお話です。

私の最初のスネアはスチール性の安物でした。

シェル(胴体)もスチールで、少し手入れを怠るとすぐに錆びてしまいました。

現在一番のお気に入りはメープルという木のシェルのものです。

この木のシェルにたどり着くまでいくつもスネアを買い、捨てたり売ったりしました。

ちなみに、何を求めて買い換えを繰り返したかというと、やはりプロドラマーの映像や音源から聞こえてくる、あのスネア独特の「カーン」という鳴りです。

今でこそわかりますが、どんなスネアもそれなりの鳴りを持っていて、セッティングや叩き方でその鳴り方も変わります。

しかし、当時から私が求めていた鳴りは、言葉では言い表せない物でした。

前述のシンバルやスタンドの失敗から、普通にスネアが購入できるような年齢になる頃には、楽器店を訪れ、いろいろなスネアを試し打ちさせてもらってから購入を決めていました。

しかし、シンバル同様、ドラムというのは複合楽器です。

また、バンドという協力体制の中での聞こえ方というのも含めて、実際にスタジオで使ってみなければ実質的な音質はわからないということは、そもそも論としてぜひ押さえておいてくださいね😊

 

 

 

安物は安物😭

さて、最初のスネアが安物とはいえスチールだったので、2台目は別のシェル素材にしようとおもい、高校生の頃、よくわからない木製シェルの安物スネアを中古で入手しました。

メーカーは確かYAMAHAだった思います。

そして、新品で買っても安っすいやつです😆

試し打ちはしましたが、ヘッドはボロボロで、チューニングキー(ヘッドの張り具合を調整する器具)も、ちょうど持っていなかったので、「これじゃ分からないからいいや」とそのまま入手したのですが、今思えばそれがまずかったんですね😆

はっきり言って綺麗な代物ではありませんでしたが、シェルには傷はなく、早速自宅でワクワクしながらヘッド(表と裏にある皮の部分)を新品に交換。

で、叩いてみると・・・「ダン!」と鳴りました。ていうか、どういう風に叩いても「ダン!」としかならないんです。

はい。結論を言えばダメダメスネアだったんです😭

私が期待していたのは「ダン!」の中に「カーン」が聞こえてくるサウンドです。

で、叩く場所を中心から外周側にずらしてみたり、ヘッドの張り具合を調整したり、フープ(スネアの上下についている円盤状の留め具)を交換するなどいろいろ試しましたが、どうやっても「ダン!」としか鳴りませんでした😭

強いて言えば、オープンリムショット(フープとヘッドを一緒に叩く奏法)をすると、やや「カーン」が聞こえてきましたが、伸びがなく「カン!」という感じ。

お袋に「うるさい!」と怒られつつも、半日以上試行錯誤した結果が、「カン!」で終わりだったんです。

当然、がくぜんとしました😆

原因はシェルと、その周りをぐるっと囲っている樹脂製の化粧板とが剥離していたせいでした。

そのため、スティックで叩いた振動が音に変わる前に、薄い樹脂に吸収されてしまっていたのです。

ここでまた「安物買いの銭失い」を身をもって体験させられました😭

で、安物買いはここでやめましたが、じつは普通に買っても失敗は続きます😆😆😆

 

 

 

金属製のシェルも悪くなかったが・・・

中高生の頃からカタログを見ては欲しいなあと思っていたのが、Pearl(パール)楽器の金色に輝くフローティングシステムというスネアでした。

お値段も高くはないですが、安くもありません。

当時パール楽器は、他のメーカーとは一線を画す存在で、無骨で実質主義的な他社製品に比べると、気が利いていて美しい物が多く発表されていました。

特にこのスネアは美しく、最初に目にした時から20年くらい経っても普通に販売されている人気製品でした。

で、大人になって2台まとめ買いしようと画策し始めた時のお話です。

 

近くの大型楽器店に赴き、パールのフロートシステムスネアを試し打ちさせてもらおうと話をすると、シェルがブラス(真鍮)の物しかおいていないとのことでした。

よくわかりませんでしたが、フローティングシステムシステムなる物自体の体験もしたかったので、早速試させてもらいました。

音質はかなりシャープで、カーンという鳴りも美しく、なかなか良かったのですが、ちょっと高音域の音が「キーン」と主張してくるため、ややうるさいというか耳が痛い感じのサウンドでした。

とはいえ、サスティーン(音の伸び)も長めで心地よく、シェルがよく鳴っているのが聞き取れたので、フローティングシステムというものの特徴はよくわかりました。

で、いろいろ調べた結果、ブラス(真鍮)よりもコパー(銅)の方が柔らかい音が出るとのことで、概ね音質も理解していたこともあり、さっそく通販コパーシェルで、シェルの深さが浅いものと、中くらいのものの2台をまとめ買いしました😆

例によって、いろんな調整を掛けて一番鳴りのよいセッティングを見つけました。

しかし、じつは何か納得がいきませんでした。

すごくよい音が出ているのですが、鳴りが弱いというか出しづらいんです。

ただそれはそれ。ちゃんと鳴りは出るし、20年越しで欲しかった憧れの黄金スネアですから、そのまま2年ほど楽しく使ったある日。

憧れの金色に輝くフローティングシステムスネアに「がくぜん」とする時が訪れます😅

 

 

 

長年求めていた美しい鳴りは
木製シェルだった

多分、今から5年前くらいだと思います。

私が探し求めるような言葉では言い表せないスネアの美しい鳴りは、どうやら木のシェルの方が出やすいという記事をネットで見つけました。

正直、半信半疑。

最初の木製シェルは全然鳴らず、ブラスは鳴っても痛い音、コパーが一番イメージに近い音が出ていたのですから。

しかし、どうしても試してみたくなったので、例の楽器店に試打に行きましたが、木製シェルが一つも売っていませんでした😭

そこで、こうなりゃバクチだと、当時のマイブームだったDW(ドラムワークショップ)というメーカーのスネアを買っちゃえ!ということで、DWの中では、スタンダードと言われるメープル材のシェルを使ったスネアを購入しました。

そして届いた当日。

買ったばかりのDWのスネアと、黄金のスネア一台を持ってスタジオに単独で入り、ワクワクしながらさっそく比較してみました。

すると、DWのスネアは、チューニングもほぼ何もせず、叩き方の工夫もなしで「カーン」という私の求める音が出るではありませんか!

さらに、鳴りやすいチューニングを施すと、黄金のスネアでは「ダン」としか鳴らないスティックのヒットポジションでも、DWは素直に「カーン」という美しい響きを鳴らしてくれるのです。

まさに、「これだ!」でした。

長年探し求めてきた美しい「カーン」が手に入った感動の瞬間でした😭

そして、同時にお約束の「がくぜん」が同時に訪れた瞬間でした😭

敗因は私の勘違い。

そう、金属製の方が「カーン」が出やすいのだと、決めつけていたことが失敗を招きました。

まあ、20年も前から欲しかった黄金のスネアなので、良かったと言えば良かったのですが、なにせ2台大人買い。正直1台で良かったかな〜と、ぶっちゃけ後悔しました😆

ちなみに、全く同じ物ではないですが、同じメープル素材の良く鳴るやつを見つけましたので、参考までにリンクしておきます。

 

 

 

 

予想外。小口径スネアという失敗

じつは、このDWを入手する前に、もう一台試していました。

それは、小口径スネアと呼ばれる打面の少し小さいタイプのスネアです。

7年前くらいになると思いますが、当時スネアを2台使って演奏してみたかったのと、ライブがたくさんあったので、持ち運びが楽なものという意味で小口径を選びました。

確かPearlの12インチという、かなり小ぶりなものでした。

シェルは何の木だったか忘れましたが、美しいラッカー塗装がされていました。

ものとしてはかなりマニアックなスネアだったので、当然地方の楽器店には置いていません。

まあいいやと、試打はなしで一発購入。割と安かったし😆

そして、叩いてみると小さいのに、しっかりした「ダン!」と短めの「カーン」を鳴らせてくれるので、スタジオでの単独チェックではぜんぜんOKでした。

ところが。ちゃんと「がくぜんタイム」は訪れるのです。

 

数日後、バンド練習に意気揚々とこの小口径スネアを持って行って、他のメンバーと曲合わせを始めて2小節目。気づいてしまいました。

「ス、スネアの音が負ける・・・!」

ドラムセット単体のチェックでは気づきませんでしたが、スネアの音をいくら大きくなるように叩いても、他の楽器の音に負けてしまって、バックビートとして貧弱になっちゃうんです😭

は〜い、がくぜんタ〜イム😆

詳しく言うと、音が小さいというより音圧が低いんです。

普通のスネアは、割と高音域から中音域の低いあたりまでのぶ厚い音域のサウンドを「ダン!」と出してくれるのですが、この子はどうやら中音域だけにまとまったサウンドしか鳴らせないようなんです。とほほ。

もちろん、買ったばかりなので、いろいろチューニングして試しましたが、太鼓そのものの性質によるものだということが判明し、健闘むなしくお蔵入りとなりました。

 

 

まとめ

シンバルの失敗談では、試し打ちをお勧めしました。

スネアについても同じではあるのですが、やはり構造が複雑な分、予想外の展開が多いのがスネアだと思い知らされました。

ですので、皆さんもスネアを買うときは試し打ちだけは必ずおこなってください。

シェルによる違いはもはや基本だとお分かりいただけたと思います。

そして、後は運任せのつもりで購入してください😆

スネアはむずいっす!

 

 

最後に、これまで、購入レンタルを含め数々のスネアを試してきた経験で、大枠でシェルによる音質の違いをここに書いておきますので、購入時の参考になれば幸いです😊

1.木製シェル

・鳴りが金属に比べて耳にやさしい。

・個性やパワーではなく、美しさを重視する方にお勧め。

・あまりクセががないので、金属に比べると、どう叩いてもちゃんと鳴ってくれる印象です。

2.金属シェル

・いろんな種類があるが、総じて鋭さのある鳴り。

・だから、木製とは逆にスネアにパワーや存在感を求める場合にお勧めです。

・木製に比べると、叩く位置やスティックの角度にシビアなものが多い印象です。

・なので、購入の際は、ある程度奏者の技術や感性に合わせてチョイスする必要があると思います。

 

 

 

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